「フォークリフトのエンジンがかからなくなった」とお困りの方もいらっしゃるかと思います。
今回はフォークリフトが始動しなくなった時の3つの対処法をご紹介します。
フォークリフトのエンジンがかからない場合の対処法とは
フォークリフトは、倉庫や工場などの仕事で使用される機械です。
荷物を運送したり、重いものを持ち上げたりするのに重宝されています。
しかし、長い間フォークリフトを使用していると、エンジンがかからないといったトラブルが発生しやすくなります。
フォークリフトが動かなくなった場合、対処法や原因などを把握しておくことは重要です。
以下では、フォークリフトの始動方法やトラブルの原因について紹介します。
・フォークリフトの始動方法【車種別】
・フォークリフトのエンジンがかからない原因
・フォークリフトがかからない場合の対処法3つ
フォークリフトの始動方法【車種別】
まずは、フォークリフトの始動方法について解説します。
■ガソリン車
ガソリン車は、キースイッチをスタート位置に回すことで稼働します。
キースイッチを10秒以上回すと、バッテリー上がりの原因になるため注意しましょう。
フォークリフトが始動したら、説明書に記載されている時間に従い、アイドリングをします。
アイドリングをすることで、ガソリン車本来の能力を発揮でき安定した精度で稼働します。
■LPG車
LPG車は、ガソリン車と仕様は似ていますが、燃料に大きな違いがあります。
LPG車はガスを燃料としており、燃料が可燃性のため、アクセルペダルを不用意に踏み込むと火災などにつながる恐れがあります。
そのため、仮にフォークリフトが始動しない場合は、アクセルペダルを不用意に踏み込まないようにしましょう。
■ディーゼル車
ディーゼル車は、グロースイッチを利用して稼働させます。
キースイッチをONの位置にし、グロープラグを点灯させ消えるまで待ちましょう。
グロープラグを使用しないとバッテリーが上昇するため、この点は注意が必要です。
フォークリフトのエンジンがかからない原因
フォークリフトのエンジンがかからない場合、考えられる原因について紹介します。
・燃料が入っていない
・メンテナンスをしていない
・バッテリープラグが外れている
・シフトレバーがニュートラルの位置にない
・着座感知装置(OPS)が動いている
■燃料が入っていない
最初に予想される原因が「そもそも燃料が入っていなかった」ケースです。
「燃料がなくなるほど使用していない」「燃料は入れたばかり」と思い込んでいると、上記の原因を見落としがちです。
フォークリフトが始動しない場合は、もう一度、燃料のチェックをしましょう。
■メンテナンスをしていない
メンテナンスをしていないと、フォークリフトのエンジンがかからなくなります。
特にディーゼル車は、フォークリフトの燃料機関に空気が入ると作動しません。
フォークリフトの燃料機関に空気が入れば、空気抜きをする必要があるため、業者へ依頼しましょう。
■バッテリープラグが外れている
フォークリフトのエンジンがかからない原因として、バッテリープラグが外れてしまった可能性があります。
フォークリフトの緊急停止システムが機能すると、バッテリープラグが外れます。
フォークリフトが稼働しない場合は、バッテリープラグをチェックしてみましょう。
■シフトレバーがニュートラルの位置にない
フォークリフトのエンジンがかからない原因として、シフトレバーが「前進または後退の位置にある」ケースも考えられます。
シフトレバーがニュートラルの位置にないと、フォークリフトは始動しません。
シフトレバーがニュートラルの位置にあるか、確認しましょう。
■着座感知装置(OPS)が動いている
フォークリフトには着座感知装置※がついています。
座席にしっかり座っていないと、着座感知装置(OPS)が働き、フォークリフトのエンジンが作動しません。
※着座感知装置・・・身体が座席から離れると稼働するもので、安全のために設置されているシステム
フォークリフトのエンジンがかからない場合の対処法3つ
フォークリフトのエンジンがかからない場合の対処法について、以下の3つをご紹介します。
1.基本通り乗る
2.アクセルを使いながら始動する
3.修理・点検をしてもらう
1.基本通り乗る
フォークリフトは基本通り乗りましょう。
乗り方が正しくないと、着座感知装置(OPS)が作動する可能性があります。
着座感知装置(OPS)が作動すれば、フォークリフトが始動しません。
基本通り乗り、着座感知装置(OPS)が作動していないか確認しましょう。
2.アクセルを使いながら始動する
ガソリン車の場合、長い間使用しなくてもアクセルを使うことで、フォークリフトが始動する可能性があります。
アクセルを何回か踏んでからキーを回す、踏みながらキーを回すなどを試してみましょう。
3.修理・点検をしてもらう
自分では手に負えない場合は、業者に修理や点検を依頼しましょう。
原因が分からないのにフォークリフトを触ると、別の箇所が壊れる場合もあります。
古くなったフォークリフトの買い換えは買取実績が豊富な無限堂へ
上記の方法を試してもエンジンがかからない場合は、フォークリフトを買取に出すのがおすすめです。
買取に出すことで、新しいフォークリフトの購入資金の足しにできます。
そして買取業者を活用する際は、フォークリフトの買取実績が豊富な専門店に依頼しましょう。
無限堂では、フォークリフトをはじめとする建設・土木重機の特殊車輪の高額買取を実現しており、買取実績も豊富です。
無限堂の買取実績については、以下のページで詳しく紹介していますので、気になる方はぜひ参考にしてみてください。
エンジンがかからないフォークリフトは買取を活用して買い換えよう!
今回は、フォークリフトが始動しない場合の対処法を3つご紹介しました。
1.基本通り乗る
2.アクセルを使いながら始動する
3.修理・点検をしてもらう
エンジンをかけたのにフォークリフトが始動しない場合は、焦らずに対処しましょう。
また、フォークリフトによくあるトラブルについて知りたいという方は、以下の記事でも詳しく解説しているので、ぜひ併せてご覧ください。