お手持ちの電動工具が古くなってきて、買い替えの時期を検討している方はいませんか?
電動工具は寿命を超えて使うと、故障や思わぬ事故につながる恐れがあります。
今回は電動工具の寿命や買い替えのサイン、長く使うための方法を解説します。
電動工具の寿命は?
まずは電動工具の寿命について見ていきましょう。
電動工具の寿命は使い方や頻度などによって変わります。
以下では、電動工具の寿命について詳しく紹介しておりますので、ぜひ最後までご覧ください。
電動工具の寿命は使用頻度によって異なる
電動工具の寿命は、使用頻度・メンテナンス状態・工具の種類・品質によって異なります。
バッテリーの寿命はリチウムイオンバッテリーの場合、3〜5年程度です。
ただし毎日のようにバッテリーを使いきるまで使用するような場合は、それよりも短くなることがあります。
モーターの寿命は10〜15年程度ですが、これも使用頻度やメンテナンスの有無などで大きく異なります。
寿命を超えて使い続けるリスク
寿命を超えた電動工具は安全性が低下します。
モーターやギアなどの内部部品が摩耗・劣化すると、突然故障することがあります。
作業中に工具が停止したり、意図しない動作をしたりする可能性があり、大きな事故を引き起こす恐れがあるのです。
また古くなったモーターやバッテリーは過熱が生じることがあります。
火災の原因にもなるため、特に注意が必要です。
加えて、長期間使い続けると、電源コードや配線が断線することがあり、感電や火災のリスクが高まります。
電動工具を買い替える目安
電動工具を買い替えるタイミングは、以下のポイントを参考にしてみてください。
工具のパフォーマンスが低下したとき
力強さや回転速度が落ちてきた、または作業が遅くなったと感じる場合、工具の性能が低下しているサインです。
高負荷の作業を行う際に力が足りない場合は、買い替えを検討する時期かもしれません。
またバッテリータイプの電動工具では、バッテリーの持ちが悪くなることも1つの目安です。
バッテリー交換ができない場合や、交換しても改善が見られない場合は、新しい工具へ買い替えましょう。
故障や部品が大きく破損したとき
一度や二度の故障なら修理で対応できますが、頻繁に故障するようになると、修理コストがかさみます。
また修理に出している間は電動工具が使えないため、生産性が落ちることも考えられるでしょう。
特に古いモデルだと、交換部品が手に入らずそもそも修理が難しいケースもあります。
買い替えにはコストがかかりますが、長い目で見ればかえって経済的かもしれません。
安全性に問題があるとき
作業中に異常な過熱や火花が出る場合、内部のモーターや配線が劣化している可能性があります。
また安定して作業ができない・突然停止する・振動が強くなるなどの異常が見られた場合、故障が進行している可能性があります。
安全性の低下した電動工具の使用は思わぬ事故につながる心配があるため、早期に買い替えを考えるべきです。
保証期間が終了したとき
メーカーや販売店の保証期間内であれば、修理や交換が無料でできることもあります。
しかし保証期間が過ぎた後に故障や不具合が発生した場合は、修理費用がかさむ可能性が高いです。
そのため保証期間が終了した後に問題が多くなれば、買い替えを考えるのが賢明といえるでしょう。
電動工具を長く使用する4つの方法
電動工具を長く使用するためには、適切なメンテナンスと使い方が重要です。
1.使用後の清掃
作業後にはホコリや汚れがモーターや内部部品に入り込まないよう、しっかりと掃除しましょう。
特にサンダーやドリルなどの電動工具は、細かいチップや粉塵が工具の動作に影響を与えることがあります。
使用後に工具が熱くなっている場合は、無理に冷却しないで自然に冷ますようにしましょう。
2.定期的なメンテナンス
ギアやモーターの摩擦を減らすために、必要に応じてオイルやグリスを使って潤滑を行いましょう。
ただし、過剰に使うと逆効果になることがあるので、取扱説明書に従って適切に行うことが大切です。
古いモデルの電動工具には、モーター内部にブラシが使われていることがあります。
ブラシが摩耗したら交換することで、モーターが効率よく動作し、寿命を延ばすことができるでしょう。
3.適切な使用方法
電動工具を過負荷で使用すると、モーターやギアに大きなストレスがかかり、早期に故障する原因になります。
作業内容に応じて適切な速度や力を選択し、負荷をかけすぎないようにしましょう。
また適していない用途での使用は、工具の寿命を縮めることになります。
取扱説明書をよく確認して、定められた用途での使用を守りましょう。
4.適切な保管
電動工具は湿気に弱いため、使用後は湿気の少ない場所に保管してください。
湿気が溜まると、内部部品が錆びたり、故障の原因になることがあります。
長期間使用しない場合は、直射日光が当たらない場所に保管しましょう。
高温や直射日光はプラスチック部品やバッテリーを劣化させることがあります。
工具専用のケースやラックに収納することで、工具を保護し、衝撃や傷から守ることができます。
寿命を超えた電動工具は買取へ
今回は電動工具の寿命について解説しました。
電動工具を寿命を超えて使うことは、主に安全性や作業効率の低下、そして経済的なリスクを伴います。
安全で効率的な作業を行うためにも新しい工具への買い替えを検討してみてください。
買い替えの際、古い電動工具は買取に出してみませんか?
無限堂は数多くの買取実績がありますので、ぜひ一度ご相談ください。
電動工具の買取相場について知りたい方はこちらの記事をご覧ください。