工場設備の耐用年数がどれくらいなのか気になる方はいませんか?
耐用年数は設備の種類にもよりますが、使い方次第では長い期間使用ができます。
今回は工場設備の耐用年数や、長く使うための方法について解説します。
買い替えが必要なタイミングについても紹介しますので、参考にしてみてください。
工場設備の耐用年数を知っておこう
工場設備が故障すれば買い替えが必要となりますが、新しい機械が導入されるまでは生産がストップしてしまいます。
買い替えには大きなコストがかかるため、できるだけ長く使いたいですよね。
しかし故障して慌てないように、寿命が来たら早めに買い替えを検討したいという方も多いのではないでしょうか。
工場機械の耐用年数を知っておくことで交換時期の目安が分かるため、購入資金の準備や新しい機械の見積もりなど余裕をもって準備できます。
「法定耐用年数」が1つの目安
工場設備の耐用年数は機械の種類や使い方によって大きく異なります。
そこで目安と1つとなるのが「法定耐用年数」です。
法定耐用年数とは経理上のルールで、その機械に価値があるとされる期間のことを指します。
主な設備及び装置の法定耐用年数は以下の通りです。
食料品製造業用設備 | 10年 |
繊維工業用設備 | 10年 |
化学工業用設備 | 4~8年 |
プラスチック製品製造用設備 | 8年 |
金属製品製造業用設備 | 6~10年 |
ただし法定耐用年数はその機械の「寿命」を表すものではありません。
あくまで価値がある期間であり、それを過ぎても不具合がなければ使い続けることができますし、場合によっては法定耐用年数を迎えるよりも早く故障することもあるでしょう。
工場設備を長く使うためのポイント
工場設備を長く使い続けるためにはいくつかポイントがあります。
適切な環境で使用・保管する
機械の劣化を防ぐためには、機械を適切な環境で使用・保管することが大切です。
例えば外気が直接当たる環境では、機械周辺の温度変化が激しくなるため劣化しやすくなります。
また湿気が多い場所や直射日光が当たる場所では、機械がダメージを受けやすくなるため避けましょう。
メーカーが定めている連続作動時間を超えて機械を動かし続けたり、荷重制限を超えた材料を乗せたりなど、機械を酷使するのもよくありません。
使わない期間も電源を入れる
「機械はなるべく使わない方が寿命は長くなるのでは?」と思いがちですが、そうではありません。
使わない期間も劣化が進む部品もあれば、全く使わないことで逆に寿命を縮める場合もあるのです。
使用しない機械であっても、こまめに電源を入れるようにしましょう。
動作確認にもなるため、使いたいときに限って故障していたというアクシデントを防ぐことにもつながります。
できる範囲で清掃する
機械を長く使うためには日々の清掃が欠かせません。
ほこりや汚れが付いたまま機械を作動させていると、不具合や故障につながりやすくなるためです。
とくに木材や金属を切削する機械では、粉塵やチップが大量に排出されます。
放置すると機械の隙間に入り込んだり、作業中に飛んできたりして危険です。
乾いた布やブラシなどを使って、できる範囲で毎日清掃しましょう。
定期的にメンテナンスする
機械を長持ちさせるためにも、定期的なメンテナンスが必要です。
部品に摩耗や変形が無いか点検し、必要に応じて交換を行います。
部品同士をスムーズに動かすための潤滑油が劣化している場合は、新たに注入しておきましょう。
またメンテナンスは自主的に行うことも大切ですが、数年に1回は専門業者によるメンテナンスを受けてください。
故障の予兆などを見極めたうえで必要なメンテナンスをしてもらえるため、機械を長く使えます。
買い替えを検討する目安
工場設備の買い替えが必要となる目安は次の通りです。
-
・法定耐用年数を超えた
・不具合が発生するようになった
・故障する回数が増えた
・新しい設備で効率化を図りたい
法定耐用年数を超えてもすぐに使えなくなるわけではありませんが、故障や不具合などが増えてくる可能性があります。
資産としての価値がなくなることから、このタイミングで買い替えを検討する工場が多いようです。
また耐用年数に余裕があったとしても故障する回数が増えたり、著しく機械の摩耗が進んだりしている場合は買い替えが必要になります。
加えて、工場機械は従来のモデルよりも効率化や省エネ化が進んだ機械が続々と登場します。
使用している機械を手放して新しいモデルを導入すれば、業務の効率化につながることもあるでしょう。
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今回は工場設備の耐用年数について紹介しました。
清掃やメンテナンスを怠ったり間違った使い方をしたりすると、耐用年数の前に故障してしまうこともあります。
正しく使って今の機械を長く使用できるといいですね。
買い替えをする場合は、現在使用している機械を手放さなくてはなりません。
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