チェーンソーを使用するうえで危険な現象とされる「キックバック」についてご存知ですか?
どれだけ性能のいいチェーンソーでも、キックバックが起こる可能性はあります。
死亡事故にも繋がりかねない現象であるため、できれば未然に防ぎたいものです。
今回はチェーンソーのキックバックによる危険性や、安全な取り扱い方について紹介します。
キックバックとは?
キックバックはチェーンソーで作業している際に起こりうる危険な現象のことです。
まずはキックバックの危険性や原因についてみていきましょう。
キックバックの危険性
キックバックは稼働しているチェーンソーの刃が意図せず跳ね返ってくる現象で、チェーンソー初心者だけでなく使い慣れた上級者でも発生することがあります。
チェーンソー本体の安全装置やヘルメットなどの装備によって事故を防げる場合も多いですが、けがや死亡事故にもつながりかねない危険な現象です。
性能のいいチェーンソーでも使い方によってはキックバックが起こります。
むしろ性能がいい分パワーがあるため、取り扱いには細心の注意が必要です。
キックバックが起こる主な原因について
キックバックはガイドバーの先端上部に木材などの対象物が接触することで起こるケースが多いです。
ほかにもガイドバーの先から切り込んだり、ガイドバーの上部で切断したりすると、キックバックが発生しやすくなります。
キックバックを未然に防ぐ方法5つ
危険なキックバックですが、使い方やメンテナンスに気を付ければ未然に防ぐことができます。
ここではキックバックを防ぐためのポイントについて詳しく解説します。
1.ガイドバー全体で切断する
チェーンソーを使用する際は先端だけで切り込もうとせずに、ガイドバー全体で切断するように心がけましょう。
先端上部は「キックバックポイント」ともいわれ、チェーンソーが反発力によって跳ね上がりやすい場所のため注意が必要です。
堅い木材など切断が難しい場合は、無理に切り込もうとせずにアプローチを変えるのも効果的です。
2.チェーンソーの真後ろに立たないように作業する
キックバックを起こしたチェーンソーは垂直方向に跳ね上がります。
そのため、切断作業時にはチェーンソーの真後ろに立たないよう体勢に気を付けましょう。
またチェーンソーは上だけではなく下に向かって跳ね返ることもあり、脚の位置にも注意が必要です。
3.周りに障害物が落ちていないか確認する
チェーンソーで伐採作業を行うときには、木の影などに障害物がないか確認してから作業しましょう。
切り倒した後の丸太や大きな岩などが死角にあると、気づかずにチェーンソーの先端が接触してキックバックを起こすことがあります。
接触しそうな位置に障害物がある場合は取り除いてから作業しましょう。
移動が難しい場合は障害物が死角にならない位置に移動し、接触しないよう注意を払いながら作業してください。
4.定期的にメンテナンスをする
チェーンソーを長く使用する場合は、定期的なメンテナンスをしましょう。
刃が劣化していて切れ味が落ちていると、キックバックが発生しやすくなります。
またキックバックが起きた際にチェーンソーの回転を止める「チェーンブレーキ」が作動するか、確認することも重要です。
5.防護服を身に着ける
万が一キックバックが発生した際に身を守れるよう、十分な装備をするのも有効な方法です。
頭部にはヘルメットやシールド、手には手袋、全身に防護服を着用して作業しましょう。
現在は厚生労働省により、チェーンソーを使用する際は防護ズボンを着用することが義務付けられています。
また防護服を選ぶ際には性能の良さはもちろんのこと、試着をして自分の体格に合っているか、動きやすいかをチェックすることも大切です。
いくら性能が良くても作業がしづらいとキックバックが発生する危険性が高まってしまいます。
古いチェーンソーは買取へ出して買い替えよう
チェーンソーは使い続けていると次第に劣化して切れ味が落ちてきます。
すると作業効率が落ちて体力を消耗しやすくなり、それが事故の原因となるケースも考えられます。
効率的な作業・安全確保のためにも、劣化したら早めに修理するか買い替えるようにしましょう。
買い替えを検討している場合、古いチェーンソーは買取に出すのがおすすめです。
費用をかけずにチェーンソーを処分でき、新たな機械の購入資金に充てられるため経済的です。
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チェーンソーの買取は無限堂へご相談を
今回はチェーンソーによるキックバックの危険性について解説しました。
チェーンソーのようなパワーのある機械は便利ですが、取り扱い方次第では事故につながる可能性があります。
日ごろから適切なメンテナンスと正しい使用方法を心がけ、安全に使用しましょう。
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