今回は、半自動溶接機のトラブルの原因と事前の対処法、対処できない場合におすすめの買取の利用についてご紹介します。
半自動溶接機のトラブルをご紹介!買い替える際は買取の活用がおすすめ
半自動溶接機とは、装備された溶接ワイヤーが自動的に供給される手動機器のことです。
溶接ワイヤーが自動的に供給されるため、経験の少ない方でも溶接仕事をスムーズにこなせます。
また、使用するガスを変更すれば、さまざまな金属に対応可能です。
そのため、溶接速度が速く、広い範囲の仕事もカバーできるため、トラックのメンテナンスや建築現場にも利用できます。
しかし、溶接機を長い期間使っていると、機器のトラブルや故障が発生するため、処分を考慮せざるを得ません。
溶接機によくあるトラブルを事前に理解し、故障する前に買取の活用がおすすめです。
【トラブル】ワイヤーが詰まる
半自動溶接機のトーチケーブルの中には、ライナーという細長い形のパーツが入っており、その部分をワイヤーが通過します。
溶接をしていると、ごく稀にライナーの中で詰まり、ワイヤーが出てこないというトラブルが起きることも。
詰まった場合は、送給ローラー付近でワイヤーを切って、トーチの先に出ている部分をペンチで挟み引っ張ります。
強く引っ張ってもワイヤーが出てこない際は、トーチを機器から外して反対側から引っ張りましょう。
両方から引っ張り出せない際はライナーの交換が必要です。
■事前の対処法
ワイヤーが詰まらないための事前の対処法として、以下の点に注意しましょう。
・ワイヤーがさびている際はブラシできれいにしてから使う
・トーチケーブルは可能な限り急な角度に曲げない
・トーチ最下部のナットを取り、ライナーを引っ張り出してエアーブローする
・習慣的にライナーを取り、エアーブローして中の煤やゴミを取り除く
【トラブル】クラッシュする
半自動溶接機がクラッシュした際、送給ローラー付近でワイヤーがはみ出すというトラブルが起きることもあります。
これは、柔らかいアルミワイヤーや0.6ミリの細径ワイヤーを使った場合に起きる現象です。
溶接中に接合部以外を叩くような感覚の際は、ワイヤーの先端部が上手に溶けずに送給ローラー付近ではみ出ている状態になっています。
その場合、ワイヤーを切って再度準備する必要があります。
■事前の対処法
クラッシュしないための事前の対処法として、以下の点に注意しましょう。
・コンタクトチップはワイヤー径と同様のものを使用する※1
・>0.6ミリのワイヤーを使う際は、スピードを速めに設定する
・ノズルからワイヤーの突出部を通常よりも短縮して溶接する
・送給ローラー部でワイヤーを抑えるストッパーの手持部分を緩める※2
・送給ローラーの溝にゴミやホコリが溜まっている際は綺麗に取り除く
※1:もし0.6ミリのワイヤーに0.8ミリのコンタクトチップを使用した場合、その部分に上手く電気が伝わらず接合部以外を叩いてしまうため
※2:手持部分を緩めることで、溶接中にワイヤーが上手く溶けずに接合部以外を叩いたとしてもローラーが空回りして、クラッシュを防止できるため
半自動溶接機の買い替えは買取実績が豊富な無限堂へ
溶接機の買い替えを考えている方は、買取の活用がおすすめです。
不要になったものや古い溶接機を買取に出すことで、新しい機器の買い替え資金を得られます。
また、買取業者を活用する際は、溶接機の買取実績が豊富な専門店に依頼しましょう。
それにより、正確な査定金額を割り出してもらえる可能性が高いです。
無限堂では、溶接機をはじめとする工作機械の高額買取を実現しており、買取実績も豊富なためおすすめです。
無限堂の買取実績について、以下のページで詳しく紹介していますので、気になる方はぜひ参考にしてみてください。
トラブルが生じた半自動溶接機は買取を活用して新品に買い替えよう!
今回は、半自動溶接機に起こる下記のトラブルについて解説しました。
・ワイヤーが詰まる
・クラッシュする
ワイヤーがさびていたり、送給ローラーの溝にゴミやホコリが溜まっていたりがこれら原因の1つとなります。
そのため、日頃から小まめなメンテナンスを心掛けましょう。
また、古く使いづらくなった溶接機は、買取に出して買い替えがおすすめです。
無限堂は「創業40年」「年間買取実績6,000件超!!」「見積受注率80パーセント」などの実績を持つ買取業者です。
確かな実績と信用で多くのお客様に選ばれているため、溶接機の買取を検討されている方は、ぜひ無限堂を利用してみてください。
溶接機の種類ごとの買取おすすめポイントが知りたいという方は、以下の記事で詳しく解説しておりますので、ご覧になってみてはいかがしましょうか。